【不定期留学ログ】TurnitinはChatGPTによるレポートを区別できるのか

最近なにかと話題のChatGPTだが、オーストラリアの大学御用達のTurnitinはAIライティングで作成されたレポートや文を検出できるか気になったので調べてみた。

そもそもTurnitinとは

Turnitinは所謂盗作チェッカーのことで提出されたレポートや論文の内容が既にTurnitinに登録されているデータとどれくらい類似しているかを確認することができる。ネットや論文などの情報をコピペすると類似率が上がり、ある一定のラインを超えるとPlagiarismつまり盗作をしたとみなされる。盗作したペナルティとして、自分の大学ではレポートの減点などがある。

類似率を下げるためには、類義語を使うかパラフレーズをする必要がある。しかし、一つの言葉を類義語に置き換えただけでは類似率は下がらないので注意したいところである。パラフレーズ能力の低かった時代はかなりレポート作成に苦労した覚えがある。

どうやら区別できるらしい

結論から言うとChatGPTなどのAIライティングによって書かれたレポートかどうか区別できるそうだ。ただ、どうやら偽陽性(学生によって書かれた文がAIライティングによって書かれたものと判断されること)が出てしまうリスクが少なからずあるという報告もされている。

www.turnitin.com

トータルで見るとChatGPTを大学の課題で使うにはかなりリスキーであるし、大学(次の項目参照)によっては使用禁止にしているところもある。またChatGPTの書いていることが100%正しいとは限らない。間違いが書かれていたら、そのテーマを専門にしている大学教員には通用するとは思えない。www.turnitin.com

大学の対応

自分が通っている大学ではユニットコーディネーターから書面による明示的な許可(例:Blackboard)がない限り、いかなる課題においても使用することは許可されないとしていた。ただし使用許可が下りた場合でも、使用したことを明言し、どこの箇所でAIライティングを使ったかを明示する必要性がある。簡単にまとめると不正に利用したらAcademic misconductになるよといった感じだった。

おまけ

日本から戻ってきて早いもので一か月以上が経過した。毎回日本から戻ってきて思うことは日本のご飯がおいしすぎること。その証拠にオーストラリアにいるときは全然体重が増えないが、日本に三か月弱滞在したら瞬く間に8㎏も増えた。だが今日ふと体重を測定したらその時の体重から4㎏も減ってしまっていた。おそらく無意識に食べる量が変化しているのだろう。確かに日本から戻ってきて食べたオーストラリアのコメの味が異様に臭かったのを覚えている。痩せて特に問題が生じるわけではないが、友達によく心配されるのでこれ以上痩せないように気を付けたいところである。

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