【オーストラリア留学】大学の授業はこんな感じ

留学生が学業のことで気になることの一つである授業形態。出席義務のある授業はどれか、出席は成績に入るのか、色々と心配事があると思います。そこで今回は授業の鐘楼及び各授業の出席義務を例を踏まえて見ていきたいと思います。

※2022年2月19日: 記事内容を修正及び加筆しました。

目次

 

授業の種類

文系、理系また学部によって異なりますが、レクチャー (講義)、チュートリアル (ワークショップ)、ラボ及び実技、セミナーの4種類があります (Curtin Univeristy, 2021)。※セミナーは受けたことないので説明を省きます。

レクチャー (講義)

広い講義室で行われる、受け身の授業。講義時間は教科によって変わり、50分から3時間程度。レクチャーは録画されるので、後から見返すこともできます。講義内容のレクチャーノートは学生専用ポータルにアップされ、タブレットやパソコンにダウンロードして使う人もいれば、プリントアウトして書き込む生徒もいます。筆者の場合、最初の方はプリントしていましたが、プリントにお金をかけたく無くなったので、ノートに要点だけ書き写すようになりました。

レクチャーノートは各レクチャー70ページはあるのでコツコツ復習しないとテスト前に慌てる事になってしまいます。ちなみに過去問なんて物はないので、テスト前は本当にストレスが溜まります。テストが終わった後も点数がちゃんと取れているか気が気ではありません。レクチャーノートの写真を載せたいのですが著作権違反になると困るので変わりに自分で書いたノートを

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リボスイッチについて(Molecular Genetics and Cell biologyのレクチャー)

チュートリアル (ワークショップ)

チューターと呼ばれる講師による比較的小規模の授業。とは言いつつも、大体講師が授業の始めに授業内容を説明して、あとは小さなグループ(3-5人)でタスクをこなしていくアクティブラーニング形式になっています(Curtin Univeristy, 2021)。授業時間は1時間から2時間。しかしタスクが早く終わればすぐに帰って良い時もあります。

チュートリアルはレクチャーの内容をより深く理解する目的で行われていて、人数が少なく、すぐに質問できるのがいいところ。ワークショップのノートも専用ポータルにアップされます(ワークショップの資料を公開したいところですが引越しの際に捨てたもんだから手元にない。)

出席に関してですが、毎授業ごと名簿表が配られて自分の名前のところにチェックする形となっています。

ラボ及び実技

より実践的なアプローチで、学んだ技術の応用と実践に重きを置いた授業(Curtin Univeristy, 2021)。授業時間は2時間以上。筆者が学んでいるBiomedical Sciecnceでは二人で作業を行うことがほとんどです。実験終了後にラボノートに記載されている問題をクラス全体で確認します。例として、cloning&transformationのラボで、"describe two ways by which you could minimise vector self ligation?" (ベクターのセルフライゲーションを最小限に抑えるための2つの方法を説明せよ)と言う問題が出題され、これは、後のラボの試験でも問われました。

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それに対する答え。(Molecular Genetics and Cell biologyのラボ)

ラボに関しては出席するのが当たり前になっています。と言うよりもラボに参加しないと機械の扱い方など全く知らない状態で試験を受けなくてはならなくなるので余程のことがない限り出席はしたほうがよいでしょう。

1週間の流れ

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Biomedical Science (編入している関係で、科目数が一科目少ない)

 

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Exercise Science (編入する前)

1週間のスケジュールはこんな感じです。これにプラスして復習、予習が入ってきます。復習用の演習を用意してくれる科目もあり、効率よく復習することが可能です。

授業の雰囲気

どの授業もそうですがわからない箇所があるとすぐに教授や講師に質問をするので非常に活発的です。いやそれさっき言ったよね、なんて言う内容も嫌な顔せず説明してくれるので非常に質問しやすい雰囲気です。日本の高校時代は周りの反応が怖くて質問が全然できませんでしたが、今はその雰囲気のおかげか結構質問するようになりました。教授に顔を覚えてもらえるし、より理解できるのでいいことづくしです。

最後に

レクチャー以外の授業は基本出席がとられ、出席しないとマイナスなことが発生します。成績に入るかについては、科目によって異なりますが、基本成績には含ませません。どうしても体調が悪い場合、各科目の先生に事前に連絡をすることで何をすればいいのか教えてくれます。場合のよっては他の時間帯のラボに来るようにと言ってくれるときもあります。

レクチャーに加え、より能動的な授業の多くなる大学。可能な限りすべての授業に出席をして自分の理想とする成績を手に入れましょう。

Reference

Curtin Univeristy. (2021). What type of classes will I attend. https://students.connect.curtin.edu.au/app/answers/detail/a_id/298/~/what-kind-of-classes-will-i-attend%3F