試験が終わった6月終わりはちゃんと走れていたが、7月に入ってから雨の日が多くなったり、ワクチン接種の関係で練習をセーブしたり、左足の中足骨の付け根あたりが炎症を起こしたりで気づけばマラソンまであと少しとなってしまった。
8月に入ってからやっと練習らしい練習ができたので、とりあえず良かった。
最近徐々に春らしい天気になってきて、鳥たちが警戒体制をとるようになり始めた。
7月中は筋トレと水泳が中心
コンディションが優れずなかなか走ることができなかったが、体を動かさないと気持ち悪くなってしまうくらい運動が生活の一部になっているため、中足骨の炎症に影響が出ない範囲でガンガン体を動かしていた。特に水泳は体への負担は少ないが心肺にはかなり負荷をかけることができるのでクロストレーニング、またリハビリ中の心肺機能低下防止に役立つ。
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しかし、水泳では筋肉に十分な刺激が期待できないため、筋トレをしてこれを補った。筋トレ、水泳のおかげで、8月からのトレーニングにはスムーズに入ることができた。
冬だと日光の関係でやはりビタミンDが問題になる
オーストラリア(パース)では冬に雨季があり、太陽に当たる時間が極端に少なくなる。また、朝比較的早い時間に走っているため晴れていても日の出前に練習が終わってしまうことも多々ある(最近は日の出とともに走る段階まで戻ってきた)。
こういった環境で起きやすいのがビタミンD不足による健康問題で、ランナーの方にとって特に疲労骨折のリスクが高まると思う。
実際一昨年、ビタミンD欠乏により疲労骨折になってしまい、ランニングを再開するのにさほど時間はかからなかったが、筋肉系の呼称はあっても今まで骨折をしたことがなかったのでショックは大きかった。
その時血液検査もしたのだが、血中ビタミンD濃度がかなり低く、確か20ng/ml未満だった。
※20ng/ml以上30ng/ml未満でビタミンD不足、20ng/ml未満でビタミンD欠乏となる。
ビタミンDのサプリを買う
上記の通り冬の間は日光によるビタミンD生産をかなり遮られてしまう。
ビタミンDを補う方法としては日光浴以外に食事が挙げられるが、こちらも課題がある。それは、オーストラリアだとビタミンDを豊富に含んだ食べ物が限られていること。
ビタミンDの一日摂取推奨量は成人男性で8.5ugとなっていて、魚などを食べていれば余裕でクリアできそう(例えば鮭一切れで25.6ug)。
しかし、オーストラリアは日本と違い、魚をあまり食べる習慣がなく(最近はそうでもないかも)、魚の値段が高い上に味が悪い。高い上に味が良くないとなるとどうしても買う気にはならない(鮭を焼いて食べたら胸焼けがして気持ち悪くなってしまったこともあった)。
そこでどうするかとなるとやはりサプリメントに頼らざるを得なくなる。元来、サプリメントに頼るのは嫌だなと倦厭していたが、安くて一定の効果を得られるのなら、試してみる価値はある(飯のおかずにならないところは欠点だが)。
オーストラリアでビタミンDといえばOstelin。ただ、informed choiseなどの認証マークがないのでスポーツを真剣にやり、ドーピングコントロールをしている人は避けた方が良い。
9日サイクルに変更する
7月中は走ることができない代わりにより自分に合ったトレーニングサイクル、方法はないか探していた。
前々から1週間を1サイクルとするのは”短い”と感じていた。1週間に3回ポイント練習を入れたいとこだが、それだと十分な休養が取れず怪我をするリスクが高まる。かといって2回だと、スピード、閾値走、ロングランを1サイクルにまとめて入れることができず、スピードと閾値走を隔週でやる必要があった。そこで単純にトレーニングサイクルを伸ばすことにした。
参考にした記事(英語)があるので紹介しておく。
Siren Amelia Seilerという方が書いているのだが、かなり詳細に書かれているので大変勉強になる。(ちなみに彼女の父親はStephen Seiler)
9日サイクルのプラン(赤字で書いてあるのがポイント練習)
Day |
AM |
PM |
1 |
60min jog at Z1 |
(Swim) |
2 |
60min jog at Z1 |
HIIT |
3 |
Repetition 200mx8 at Z5 3km Run at Z3 |
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4 |
Swim, Strength |
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5 |
60min jog at Z1 |
(Swim) |
6 |
Hill sprint 100mx6 Cruise Interval 10’/2’ 2 at Z3, 4 |
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7 |
Swim, Strength |
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8 |
100min long jog at Z1 with the last 20min at Z2 |
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9 |
Swim, Strength |
練習のペースに関して、以前まではみんな大好きVDOTを使っていたが、今は80/20のサイトを使ってペースを決めている。ポイント練習のペースはVDOTの時と変わらないがジョグのペースの下限がかなり遅くなるのがポイント。
今のところ予定通りに走れている
8月から9日サイクルで練習をしているがランニングに関しては2回(両方ともジョグ)しか外していないのでなかなかいい感じである。
授業の関係で泳ぐ時間を確保できない時もあるがそういう時はスチームルームだけでも入ってなるべく恒常性を受動的に崩し心肺機能向上に努める。
怪我も痛みも特に感じることなく走れているので総じて9日サイクルは自分に合っていると言えるだろう。
まとめ
マラソンまで9週間という状況で始めた新しいサイクルだが今のところ順調に進んでいる。
このまま勢いに乗って練習をうまく進めていきたいので突発的な怪我には気をつけたいところ(昨年はマラソン2週間前に犬の特攻を避けようとしたところ、段差で捻挫しうまく調整できなかった)。