【オーストラリア留学】大学の課題のタイプと成績システム

さて、昨日今学期の結果が帰ってきたので、今回は大学の成績の構成、システムを解説していきます。ただし、これも大学によって異なるのでカーティン大学の成績の付け方が他の大学に当てはまるわけではないのでご注意ください。ちなみに、全科目パスしていたので一安心です。

では早速説明していきます。

目次

成績を構成する課題

まずは課題の種類から説明していきます。大まかに理論テスト、実技テスト、期末テスト、プレゼンテーション及びレポートと分類できます。一科目につき課題は3個程です。

理論テスト

オンラインまたは通常の授業で行われます。このテストではレクチャーの内容が問われ、大体学期の前半に行われます。構成は選択問題のみの場合もあれば、記述問題とミックスされる場合もあります。多くの場合、資料持ち込み不可のテストになります。

※オンラインで行われる場合、不正をしないようにIRISと呼ばれる機能でテスト中の画面と自分の行動が録画されます。

実技テスト

実験レポートのチェック、実験器具の操作スキルの評価及び実験に関する記述試験からなります。記述試験ではラボノートの持ち込みが認められていますが、ノートのどこに何が書いてあるかを探しているうちに時間が足りなくなってしまったなんてこともあり得るのでしっかりと勉強していく必要があります。

期末テスト

期末試験期間中に行われるテストで、一番配点が高い。構成は選択問題及び記述問題からなります。範囲は科目によって変わりますが、大まかに理論テスト、実技テストで行わなかった範囲、または全範囲。理論及び実技両方から出題されます。

プレゼンテーション

大体3-5人グループに振り分けられ、与えられたテーマに対し各々準備をしてきて、授業中に各グループ15分以内で発表します。

発表中はパームカードの利用が認められる可能性が高いです。パームカードを使用しない生徒もいますが、緊張からか発表する内容が全部飛んで、まだ何も言っていない他の生徒がいるのにも関わらず、時間が来て強制的に打ち切られてしまったグループもいたので、パームカードは一応準備しておきましょう。

評価方法としては、スライドの内容、プレゼンの仕方及びグループメイトからどれくらいグループに貢献したかで評価されます。自分の中ではうまくできていないなと感じても、結構高い点数をくれるので点数の稼ぎどころと言えるでしょう。

レポート

何かの事象、議題に対して論文や本などをもとに自分の意見をまとめる課題になります。配点が高いものほど語数が多くなります。最低でも1500語くらいからでしょうか。レポートにもグループで行うものもあり、これは自分たちで決められる場合がほとんどなので仲の良い友達を早めに作っておきましょう。また、論文などの内容をコピペして提出した暁には、academic integrityとなり、減点になるだけでなくペナルティが与えられます。

カーティン大学ではTurnitinと言うサイトを使って生徒のレポートをチェックしています。このサイトでは、レポートのどこの部分をどこからコピペしたかが一発でわかってしまうので、パラフレーズや言い換えのスキルが非常に重要になります。

二学期の科目の課題一覧

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一つ一つの配点が高いので一個課題を落とすとリカバリーが非常に大変になります。

カーティン大学の成績システム

次にシステムを見ていきましょう。下の表に成績に関してまとめてあるのでそちらを見てください。

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Table 1 Curtin’s grading system

日本の大学の成績と比較して

  • F: 日本の大学で言うところの不可
  • 5: 日本の大学で言うところの可
  • 6: 日本の大学で言うところの良
  • 7: 日本で言うところの秀
  • 8-10: 日本でいうところの優

皆さんの中に80%で優と同等の成績がもらえるのかと思う方もいると思われますが、前のブログで軽く触れた通り、過去問が出回っていないのでなかなか80%以上取るのは難しいです。しかし中には、80%を悠々と超える友達もいるので、そういった友達と連み。彼らがどのように勉強しているかを聞くことで、自分の成績を挙げることもできるでしょう。

筆者が目指すところ

今のところ、自分としてはHigh Distinctionの一個下のDistinctionを一つの目標としています。なぜかというと65%以上の成績を修められると、honours degree (名誉学士)に申し込むことが可能となるからです。ただしかなり限られた人数しか採用されないのでなるべく高い成績をとっておく必要があります。そのためDistinctionを一つのラインとして考えています。ちなみに、名誉学士では、一年の自由研究の機会を与えられ、より自分の興味のある分野に力をそそぐことができます。実質、日本の大学の4年生に該当すると思われます。

まとめ

今回は大学成績の構成そしてシステムについて見ていきました。結構浅めな感じで解説したので何か詳しく聞きたいことがあればコメントよろしくお願いします。また、ブログ立ち上げたばかりと言うことで記事がGoogle検索に表示されていない状態になっています。そこでtwitterを始めました。@average_ryugakuで検索すれば出てきますのでフォローしていただけると幸いです。